キーボードのキー配列を変更
○ はじめに
    富士通製パソコンの親指シフト(ニコラ)キーボードでは、CTRL キーや
  タブキーの位置が他のキーボードと違っていて、CTRL キーを多用するエディ
  タ等では不便なことがあります。この不満を解消すべく作ったのがこのXCTRL
  です。[*1]
    XCTRLは、キーボード割り込みハンドラと BIOS の間でキーアドレス情報
  を監視/変更することで、次の様な機能を実現しています。[*2]
   (1) キー配列変更機能
    親指左/右および文字キーを除くキーの配列を変更します。例えば、
          ・親指シフトキーボードで、CTRL/TAB キーの位置を変更する。
          ・あまり使わない '000' の変わりに ',' を定義する。
          ・ALT キーの無いキーボードに ALT を定義する。
  といった使い方があります。
   (2) SHIFT/CTRL/ALT のシフトロック機能
    シフトロック機能には次の2種類があり、どちらか一方だけ使用できます。
          ・トルグ動作(キーを押すたびにロック/ロック解除を繰り返す)
          ・一時ロック動作(シフトキー以外のキーを押し、離す時に自動的
            にロック解除される)
   (3) '_' キーの '_' と '`' の入れ換え(親指シフトキーボードのみ)
    本来は 「_」を押すと '`'、shift+「_」で '_' が入力されますが、これを逆
  にできます。Cプログラムを組むときに便利です。
  [*1]  このため、最初のXCTRLは親指シフト専用で、CTRL/TAB/ 英字 /
        英小文字の変更しかできなかった。
  [*2]  キーボードBIOSを使用しない MS-Windows や FM-OASYS など
        では、当然効果がありません。
○ 動作環境
    FMTOWNSシリーズ、FMTOWNSII シリーズ
    FMRシリーズ(FMR50 以上)、FMNoteBookシリーズ[*3]
    日本語 MS-DOS V3.1、日本語 MS-DOS V5.0、Towns システムソフトウェア V2.1
  動作確認
    FMTOWNS20F、親指シフトキーボード/JISキーボード
    日本語 MS-DOS V3.1、日本語 MS-DOS V5.0、Towns システムソフトウェア V2.1
    単文節変換OAK、連文節変換OAK
  [*3]  FMTOWNS MaRTY や松下系のマシンでも動くと思う